Friday, June 02, 2017 5:59 PM

対ロシア接触、説明に矛盾 米大統領娘婿、捜査の焦点

 トランプ大統領の娘婿クシュナー大統領上級顧問が政権移行期の昨年12月にロシア政府系銀行の頭取と面会した理由を巡り、銀行側とホワイトハウスの説明が矛盾していると米紙ワシントン・ポストが2日報じた。ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を巡り、モラー特別検察官は両者の接触に関心を寄せており、面会の動機解明は捜査の焦点の一つとなりそうだ。

 また、ロイター通信はモラー氏が疑惑の捜査対象であるフリン前大統領補佐官について、トルコ政府に近い企業からロビー活動の報酬を受け取っていた問題についても捜査すると伝えた。

 クシュナー氏との面会についてロシアの銀行側は今週、不動産企業トップのクシュナー氏と新たなビジネスを話し合うためだったとワシントン・ポストに説明。一方、ホワイトハウスは事業とは無関係と説明し、次期政権を担う一員として多くの外国関係者と行った外交上の面会と主張した。(共同)