Monday, June 05, 2017 11:10 AM

ロシア疑惑捜査阻止の圧力追及 前長官証言で米議員

 米共和、民主両党の有力議員は4日、解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言について、トランプ大統領がロシアによる米大統領選干渉疑惑の捜査阻止を図ったかどうかが焦点になるとして、トランプ氏とコミー氏の会話の詳細を明らかにしたいとの考えを示した。

 コミー氏は8日、上院情報特別委員会公聴会で証言する。先月9日の解任後、コミー氏が公の場で話すのは初めて。トランプ氏が、自身の陣営とロシア側が共謀した可能性を調べていたコミー氏に圧力をかけた司法妨害の疑いが浮上している。

 同委の野党民主党、ウォーナー議員はCBSテレビの番組で「適切か不適切かは別として、大統領からコミー氏に対してどのような圧力があったかを知りたい」と述べ、2人の接触の回数や内容をただすとした。(共同)