Monday, June 05, 2017 5:47 PM

インフラ整備推進アピール 航空管制民営化を発表

 トランプ大統領は5日、米国内の空港の航空管制業務を民営化し、民間の非営利団体に移管する方針を発表した。トランプ氏が掲げる交通インフラ強化の一環。トランプ氏は今週を「インフラ・ウイーク」として、取り組みをアピールする各種行事を計画している。

 トランプ政権は10年間で総額1兆ドル(約110兆円)規模のインフラ整備を行う目標を掲げるが、実現できるのか懐疑的な見方が強い。インフラ整備構想が前進している印象を与えることで、支持をつなぎ留める狙いとみられる。

 トランプ氏は5日、ホワイトハウスに米航空会社首脳や議員らを集めて航空管制業務の民営化方針を発表。航空機の利用者が拡大する一方で効率的な管制業務ができていないため、航空機の遅れなどを招いていると指摘、民営化でシステム改革を図るべきだと訴えた。(共同)