Monday, June 05, 2017 5:47 PM
トランプ氏、批判が波紋 ロンドン市長を擁護の声
ロンドン中心部で3日起きたテロで、イスラム教徒のサディク・カーン・ロンドン市長が事件後の警察の配備強化について「怖がる必要はない」とツイッターに書き込んだことをトランプ大統領が批判したことに波紋が広がっている。カーン氏側は発言をねじまげられたと反発しており、ロンドンでは市長擁護の声が相次いでいる。
トランプ氏は4日、テロを非難した上で「少なくとも7人が死亡、48人が負傷しているのに、怖がる必要はないとロンドン市長は言った」と批判。これに対し、カーン氏の報道官は「発言の一部だけを切り取ったトランプ氏のお粗末なツイートに反応するより、すべきことがある」と反論。トランプ氏は5日、再びツイッターで「病的な言い訳」をしたとカーン氏を批判した。
この応酬を受けてカーン氏と同じ労働党の下院議員はトランプ氏の英国公式訪問の中止を主張したほか、保守党のメイ首相もカーン氏は「よくやっている」と擁護した。(共同)
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