Monday, June 05, 2017 5:47 PM

パリ協定離脱、6割反対 米調査、政権主張に懐疑的

 ワシントン・ポストとABCテレビは5日、最新の世論調査結果を発表し、トランプ政権による地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」からの離脱決定に59%が反対、賛成はその半分以下の28%だったと伝えた。

 協定離脱が米経済に恩恵をもたらすとのトランプ大統領の主張については、32%が肯定的に受け止める一方、42%が経済に悪影響を及ぼすと回答した。

 離脱によって国際社会における米国の指導力が損なわれると答えた人は全体の55%に上った。離脱決定を支持した人の中でも意見が割れ、約半数が米国の指導的立場が強まるという政権の主張に懐疑的な見方を示した。(共同)