Tuesday, June 06, 2017 11:04 AM
ロシア、選挙システム侵入狙う NSA極秘文書、米報道
米ネットメディア「インターセプト」は5日、ロシア情報機関が昨年の米大統領選直前に選挙システムへの侵入を狙い、サイバー攻撃を仕掛けていたとする米国家安全保障局(NSA)の極秘報告書の内容を伝えた。米司法省は同日、機密漏えいの容疑で政府契約職員の女(25)が訴追されたと発表。極秘文書をメディアに提供したと報じられている。
米情報機関は今年1月、ロシア政府によるサイバー攻撃を使った大統領選干渉疑惑で投票操作自体はなかったと発表したが、データをつかさどる選挙システムが標的になっていた可能性が明らかになったことで、波紋が広がりそうだ。
インターセプトが報じたのは今年5月5日付の報告書で、ロシア情報機関の軍参謀本部情報総局(GRU)がサイバー攻撃を主導したと断定。昨年夏に有権者登録ソフトの製造企業社員から個人情報を窃取しようとしたほか、投票直前の10月末〜11月初め、一部の州の選挙管理事務所関係者100人以上にマルウエア(悪意あるソフト)を送りつけていたという。(共同)
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