Tuesday, June 06, 2017 5:41 PM

国連人権理の組織改革要求 米大使、中国は参加値せず

 ヘイリー米国連大使は6日、ジュネーブで講演し、国連人権理事会の理事国の中国やサウジアラビアなどは人権擁護の基準を守れておらず参加に値しないと非難し、「人権理の権威の立て直し」が必要として組織の改革を求めた。

 ヘイリー氏はこれに先立つ演説で「米国は人権理参加について慎重に検討している」と述べ離脱もあり得ると示唆したが、講演では米国が人権理を直ちに離脱する意思はないと説明した。

 ヘイリー氏はロシアのウクライナ南部クリミア半島編入の際、人権理が特別会合を開かなかったことや、ベネズエラや北朝鮮が独裁国家ジンバブエを支援するために人権理を利用していると述べて「その権威と人権は傷つけられている」と批判した。(共同)