Tuesday, June 06, 2017 5:41 PM

大坂容疑者、7日再逮捕 本人と特定、渋谷暴動事件

 大阪府警は6日、広島市の過激派「中核派」非公然アジトで警察官に体当たりしたとして、公務執行妨害容疑で逮捕した男を、1971年の渋谷暴動事件で指名手配された中核派活動家の大坂正明容疑者(67)と特定した。警視庁は7日、指名手配の殺人容疑などで再逮捕し、東京・霞が関の警視庁本部へ移送する。

 大阪府警が、大坂容疑者の母親(故人)ら複数の親族とDNA型鑑定を繰り返したほか、身体的特徴などから本人と判断した。

 大坂容疑者の指名手配は72年2月で、逃亡期間は45年余りに及び、警察庁指定の重要指名手配容疑者の中で最も長い。警視庁は、渋谷暴動事件について本格的な取り調べを始めるとともに、長期間にわたる逃亡の実態や支援者の存在など全容解明を進める。(共同)