Wednesday, June 07, 2017 10:38 AM

スタトイルの洋上風力発電、日米への事業拡大検討

 ノルウェー石油大手スタトイルが、浮体式洋上風力発電事業を日本や米国のカリフォルニア、ハワイ両州に広げる検討をしていることが分かった。

 同社の新エネルギー事業(New Energy Solutions)を統括するアイリーン・ラメルホフ取締役副社長がロイターに語った。スタトイルは2017年内に、英スコットランド沖に世界初の浮体式洋上風力発電所を稼働させる予定。

 浮体式洋上風力発電は、一般的に沿岸部よりも風が強い沖合で、設備を海底に固定することなく風力を利用できる技術。従来型の洋上風力発電所は設備を海底に固定する必要があり、底が深い海域では設置コストが割高になる。

 ラメルホフ氏は「カリフォルニアやハワイに浮体式洋上風力発電の可能性があるか調べている。日本も重要な市場だ」と語った。