Wednesday, June 07, 2017 11:10 AM

トルコ、カタール制裁批判 トランプ大統領は容認

 トルコのエルドアン大統領は6日、サウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国が5日に断交を発表したカタールに対する制裁に「賛同しない」と述べ、地域のどの国の利益にもならないと批判した。アナトリア通信などが伝えた。トルコは沈静化に向けて仲介に乗り出す方針だ。

 一方、トランプ米大統領は6日、ツイッターで「過激主義への資金提供に厳しく対処すると宣言した。それは全てカタールのことを指している」と指摘。サウジ陣営を擁護し、カタールへの非難を容認する姿勢を鮮明にした。米政権幹部は同盟国カタールに配慮して緊張緩和に努めており、トランプ氏の真意を測りかねるとの声が出ている。

 また、ヨルダンも6日、カタールとの外交関係格下げを発表した。(共同)