Wednesday, June 07, 2017 11:12 AM

地球史「千葉時代」を申請 日本チーム、国際学会に

 地球の歴史の77万〜12万6000年前の時期を「チバニアン(千葉時代)」と命名するため、茨城大や国立極地研究所などのチームは7日、千葉県市原市の地層をその時代の境界を示す「国際標準模式地」の候補として国際学会に申請した。

 国際学会「国際地質科学連合」の審査で認定されれば、地球の歴史を示す地質年代に初めて日本由来の名が刻まれる。イタリアの2カ所の地層がライバルで、学会は夏ごろから審査を始め、早ければ来年初めにも、いずれかに命名権を与える。

 茨城大の岡田誠教授は7日午前、文部科学省で記者会見し「データを集め、分かりやすい表現で申請書を書いた。かなり良いものができている。日本の名前を付けられるチャンスはこれが最後だと思う」と話した。(共同)