Wednesday, June 07, 2017 11:13 AM

ウォーターゲート色あせる 米政権疑惑で前情報長官

 米国のクラッパー前国家情報長官は7日、オーストラリアの首都キャンベラで講演し、トランプ政権のロシア疑惑と比べると、共和党側が民主党側の盗聴を試みた1972年のウォーターゲート事件は「色あせる」と述べ、より深刻な可能性があると指摘した。

 クラッパー氏はロシアについて、昨年の米大統領選への干渉疑惑などを挙げ「米国の友人ではない」と批判。ロシアとトランプ政権の不透明な関係を巡る疑惑の真相を解明する重要性を強調し、8日に予定されるコミー前連邦捜査局(FBI)長官による上院情報特別委員会公聴会での証言に注目していると述べた。(共同)