Wednesday, June 07, 2017 11:15 AM

イランで同時テロ12人死亡 国会とホメイニ廟襲撃

 イランで7日、複数の武装グループが首都テヘラン中心部の国会議事堂と郊外のホメイニ廟をほぼ同時に襲撃した。治安当局と銃撃戦になり、民間人を含む少なくとも12人が死亡、40人以上が負傷した。議事堂の一角では犯人らが複数の民間人の人質を取って立てこもり、1人は建物内で自爆した。ゾルファガリ内務次官は「テロ攻撃だ」と断定した。地元メディアが報じた。

 過激派組織「イスラム国」(IS)は、両事件はいずれも「イスラム国の兵士ら」が実行したと主張する声明を発表した。

 イスラム教シーア派のイランは、シリアやイラクで軍事的にISと敵対しているが、国内では治安当局がスンニ派のISなどによるテロの「流入」を水際で食い止めていた。シーア派を敵視するISのテロがイラン国内にも及んだことは、国民に大きな衝撃を与えている。(共同)