Thursday, June 08, 2017 10:46 AM

中国、米報告書に反対 「主権守る正当な行為」

 中国外務省の華春瑩副報道局長は7日の記者会見で、米国防総省が発表した中国の軍事動向に関する年次報告書について「中国の領土主権と安全保障上の利益を守る正当な行為にけちをつけており、断固反対する」と表明した。

 南シナ海の軍事拠点化に関し「主権と領土を守るためであり、主権国家の正当な権利だ」と主張。米国に中国との関係を安定させるよう求め「中国は一貫して平和的発展の道を歩んでおり、アジア太平洋や世界の平和を守る力だ」と力説した。

 中国国防省の呉謙報道官もコメントを発表し「中国は東・南シナ海で断固として国家の主権と安全を守る。米側がこの地域で軍備を強化し、頻繁に軍艦や戦闘機を派遣して緊張を生み出している」と反論した。(共同)