Thursday, June 08, 2017 10:49 AM

元トルコ紙編集主幹に授与 メディア大会で金ペン賞

 世界の新聞やニュースメディアの幹部らがメディアの直面する課題を討議する第69回世界ニュースメディア大会・第24回世界編集者フォーラムが7日、南アフリカのダーバンで開幕した。主催する世界新聞・ニュース発行者協会(WAN-IFRA)は、開会式で報道の自由に寄与したジャーナリストに授与する2017年度の「自由のための金ペン賞」をトルコ紙ジュムフリエトのジャン・ドゥンダル元編集主幹に贈った。

 ドゥンダル氏は、編集主幹を務めていた15年秋にトルコの情報機関を巡る報道に関連して逮捕され、翌年、釈放された。その後、暗殺未遂に遭い、現在、ドイツで亡命生活をしている。

 WAN-IFRAのブリュネガード会長は、開会あいさつで「自由世界のリーダーを自負する米国の大統領が公正で自由な報道を国民の敵と批判している。報道の自由が今ほど重要な時はない」と述べた。(共同)