Thursday, June 08, 2017 10:52 AM

イランテロ犯総勢10人超か 組織的犯行、死者17人に

 イランの首都テヘランの国会議事堂などで7日に起きた同時テロで、犯行グループは総勢10人以上で、実行役や後方支援など役割が細かく分担されていた疑いがあることが8日、イラン政府当局の発表などで分かった。当局は行動が統率された組織的犯行との見方を強めている。政府当局者は8日、死者が17人になったと明らかにした。国営テレビが報じた。

 情報省や内務省によると、実行役は6人で、うち5人は過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員として、ISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカやイラク北部モスルで作戦に従事していた。

 国会議事堂を襲撃したのは男4人。うち1人が自爆し、3人が銃撃戦の末に治安部隊に射殺された。テヘラン郊外のホメイニ廟の襲撃は2人が実行、うち1人が自爆し1人が射殺された。(共同)