Thursday, June 08, 2017 5:46 PM

WTO体制の維持確認 非公式閣僚会合で結束

 日米など約30カ国・地域が参加する世界貿易機関(WTO)の非公式閣僚会合が8日、パリで開かれ、12月にアルゼンチンで開く公式閣僚会議の成功に向けて結束することで一致した。トランプ米政権が保護主義的な動きをみせる中、WTOを中心とする多国間の自由貿易体制の維持を確認した形。

 米国からは先月就任した米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が出席。2国間貿易を重視するトランプ政権の立場を主張したとみられる。

 WTOのアゼベド事務局長は会合で「貿易は世界の指導者が直面する雇用や経済の問題解決に貢献してきた」と強調、自由貿易体制の重要性を改めて強調した。(共同)