Thursday, June 08, 2017 5:46 PM

実行犯、昨夏にもテロ計画 イラン狙い「イスラム国」

 イラン首都テヘランの同時テロで、実行犯のうち過激派組織「イスラム国」(IS)に戦闘員として所属していた5人が、ISの指示に従い、昨年夏ごろにもイラン国内でテロを計画していた疑いがあることが9日、分かった。情報省の発表を地元メディアが報じた。

 イスラム教スンニ派のISは内戦が続くシリアなどで、シーア派を敵視し自爆テロを繰り返してきた。シーア派を国教とするイランではこれまでISのテロは皆無だったが、ISは水面下で長期にわたりテロの標的に据えてきた可能性がある。

 情報省によると、実行犯はイラン出身。ISに合流後、ISが「首都」と位置付けるシリア北部ラッカやイラク北部モスルで作戦に従事し、IS幹部からイラン国内の宗教都市でテロを実行するよう指示を受けた。(共同)