Friday, June 09, 2017 5:45 PM

テロ実行犯の潜伏拠点摘発 イラン当局、全容解明急ぐ

 イラン首都テヘランの同時テロで、アラビ情報相は9日、実行犯グループが計画段階から使用していた潜伏拠点を当局が摘発し、現場にいた複数の容疑者を拘束したと明らかにした。押収物の分析などを進め、テロの背後関係の全容解明を急ぐ。タスニム通信が報じた。

 潜伏拠点は、実行犯らが犯行前に集まり、テロ計画の協議や準備に使用していた。場所はイラン国内だが、アラビ氏は詳しい説明を避けた。

 テロを受け、政府当局は国内各都市で一斉捜索を実施。これまでに犯行に関与した疑いがあるとみて計41人を拘束し、大量の銃や爆発物、自爆ベルトなども押収した。潜伏拠点での拘束者も、この41人に含まれているとみられる。(共同)