Friday, June 09, 2017 5:47 PM

沈静化にロシア貢献と評価 シリア南部情勢で米

 米国防総省のデービス報道部長は9日、米軍主導の有志連合が8日にシリア南部タンフ近くでアサド政権派の無人機を撃墜したことに関し、現地情勢は「落ち着いている。ロシア側の努力のおかげだ」と記者団に述べた。アサド政権派に有志連合側の主張を伝える橋渡し役をしているとしてロシアを評価した。

 有志連合はタンフに拠点を置き、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を目的にシリア反体制派の訓練を実施。アサド政権派部隊が有志連合の拠点に近づこうとしたため攻撃したとしている。

 デービス氏は「防衛目的だった」と述べ、アサド政権側との戦闘は望まない考えを強調した。(共同)