Monday, June 12, 2017 5:49 PM

「素晴らしいリーダー」 大田氏死去にモンデール氏

 大田昌秀元沖縄県知事の死去を受け、1996年の米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の返還合意に携わったウォルター・モンデール元駐日米大使は12日、「どんな時でも、彼は素晴らしいリーダーだった」と追悼する所感を共同通信に寄せた。

 モンデール氏は「私は親愛なる友人を失った」とし、「私たちは来る日も来る日も米国と沖縄の関係を良くしようと協力してきた。そして、少しは貢献できたかと思う」と語った。

 モンデール氏は1978〜81年に民主党カーター政権下で副大統領を、93〜96年に駐日大使を務めた。95年に発生した米兵による少女暴行事件への対応に当たり、沖縄の基地負担軽減のため96年4月、橋本龍太郎首相(当時)と普天間返還合意を共同発表した。(共同)