Monday, June 12, 2017 5:51 PM
党内世論をEU交渉に反映 過半数割れで英首相
英国のメイ首相は12日、ロンドンで、与党保守党の一般議員らのグループ「1922委員会」の会合に出席し、下院総選挙での過半数割れを受け、今後は欧州連合(EU)との離脱交渉に党内の意見を幅広く反映させていく考えを示した。出席者の話として英メディアが伝えた。
メイ氏は、EUから英国への移民規制を最優先し、移民受け入れが参加条件である無関税の欧州単一市場から脱退する「完全離脱」を掲げていたが、修正を迫られる可能性がある。一方、メイ氏の報道担当者は「離脱に関する方針に変更はない」としている。
メイ氏はこれまで、ごくわずかの側近と政策を決め、時に閣僚らも蚊帳の外に置くスタイルが批判を浴びていたが、今後こうした政治手法は大きく変わりそうだ。(共同)
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