Tuesday, June 13, 2017 1:15 PM

特別検察官、解任理由ない 司法副長官が議会証言

 ローゼンスタイン司法副長官は13日の議会公聴会で、米大統領選干渉などを巡る疑惑「ロシアゲート」の捜査を統括するモラー特別検察官について「解任する理由はない」と述べた。

 捜査に不快感を表明しているトランプ大統領がモラー氏の解任を検討していると伝えられていた。ローゼンスタイン氏はモラー氏が「適切な捜査を実行する上で、高度な独立性を保持する」とも強調した。

 特別検察官を解任する権限は通常、大統領ではなく司法長官にある。しかし、セッションズ司法長官が、政権発足前の駐米ロシア大使との接触が発覚したことを受けてロシア疑惑の捜査に関与しない方針を表明しているため、解任の権限はローゼンスタイン氏に委譲されている。(共同)