Tuesday, June 13, 2017 5:42 PM

米、中国と追加制裁協議へ 来週に高官対話、圧力強化

 ティラーソン国務長官は13日の上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮の核・ミサイル開発に関与している中国企業への対処について中国政府と協議していると明らかにした。来週に高官レベルの米中対話を開催し、こうした企業への追加制裁を主要議題として取り上げる意向を表明した。

 トランプ政権は北朝鮮に核・ミサイル開発の放棄を迫るため、北朝鮮経済の生命線を握る中国に影響力を行使するよう求めている。だが、米政権内には不十分だとの声も根強く、さらなる圧力強化を迫る見通しだ。

 ティラーソン氏は「北朝鮮は世界中で複雑な資金獲得ネットワークを構築している」と指摘。ネットワークに関与する企業や団体に関する情報を関係国に提供して対処を求めても、行動しない場合などがあるとして、米国の「最大限の圧力」政策が「次の段階に入ろうとしている」と語った。(共同)