Tuesday, June 13, 2017 5:44 PM

北朝鮮サイバー攻撃に警報 米政府が注意呼び掛け

 米国の国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)は13日、北朝鮮政府のハッカー集団が、米国や世界のメディアや金融機関、重要インフラにサイバー攻撃を仕掛けているとして警報を発令した。北朝鮮の軍事力拡大につなげるのが狙いだとみている。

 米政府は集団を「ヒドゥン・コブラ」と呼称。警報によると、2009年以降、さまざまなシステムに不正侵入して情報を盗み出したり、データを破壊したりしている。集団は「ラザルス」や「平和の守護神」と呼ばれることもあるという。

 大量のデータを送信してサーバーに過大な負荷をかけ、サイトを閲覧できなくするDDoS(ディードス)や、マルウエア(悪意あるソフト)を送りつけることで攻撃。(共同)