Wednesday, June 14, 2017 10:45 AM
先端分野でM&A検討 トヨタ株主総会
トヨタ自動車は14日、愛知県豊田市の本社で定時株主総会を開いた。豊田章男社長は将来の成長に向けた戦略として、自動運転や電気自動車(EV)といった先端分野で開発を強化するため、企業の合併・買収(M&A)を検討していく方針を表明した。人材育成に注力する考えも強調した。
先端分野は異業種やベンチャー企業の参入により国際的な競争が激化しており、豊田社長は「自動車産業は大きな転換点を迎えている」と危機感を示した。ライバルとしてIT大手のアップルやグーグルに加え、急成長しているEVメーカーのテスラを挙げた。
トヨタの2017年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比30.1%減の1兆9943億円だった。18年3月期は想定為替レートを慎重に見積もったほか、頭打ちになっている北米市場で販売促進費用がかさむことから19.8%減の1兆6000億円と見込む。(共同)
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