Wednesday, June 14, 2017 10:48 AM

新テスト案、国大協が批判 英語民間移行「判断拙速」

 国立大学協会は14日、総会を開き、2020年度に大学入試センター試験を衣替えして導入する「大学入学共通テスト(仮称)」について、英語を民間検定試験に全面移行するとした文部科学省案に対し、「現時点で可否の判断は拙速」とする意見書をまとめ、文科省に提出した。

 日本私立大学連盟も共通テストの成績提供時期に問題があるとして再検討を求めている。文科省案は国立と私立の双方の大学団体から批判される形となり、6月中にも決める共通テストの実施方針に影響が出る可能性がある。

 文科省は5月、20年度から検定試験に全面移行するA案と、23年度までは共通テストと検定試験の双方またはどちらかを受け、24年度から全面移行するB案を示していた。(共同)