Wednesday, June 14, 2017 10:50 AM

司法長官が疑惑全面否定 大統領との会話明かさず

 セッションズ司法長官は13日、ロシアによる米大統領選干渉などを巡る疑惑「ロシアゲート」に関し、上院情報特別委員会で証言した。ロシア当局者との不適切な接触はなかったとし、選挙干渉でロシア側と共謀したとの臆測は「忌まわしいうそだ」と全面否定した。

 解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官は8日の同委で、トランプ大統領から側近の捜査中止を要請されたと詳細に証言したが、セッションズ氏は捜査やコミー氏解任に絡むトランプ氏とのやりとりに関し、守秘義務に反するため話せないとして、一切の回答を拒否。セッションズ氏の証言は新情報に乏しく、野党民主党からは疑惑解明への「妨害だ」と批判の声が上がった。

 セッションズ氏がロシアゲートに関して証言するのは初めてで、トランプ政権で最高位の証人。ロシア側との接触やコミー氏の解任に果たした役割が焦点となっていた。(共同)