Thursday, June 15, 2017 1:12 PM

反基地運動に政府が圧力 人権理で山城議長が演説

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設などへの抗議運動を続ける沖縄平和運動センターの山城博治議長が15日、ジュネーブの国連人権理事会で演説した。日本政府が沖縄の反基地運動に強い圧力をかけ、集会や表現の自由に大きな制約が加えられていると訴える見通し。

 山城氏は米軍北部訓練場(同県東村など)でのヘリコプター離着陸帯建設への抗議活動で昨年10月、有刺鉄線を切断したとして器物損壊容疑で逮捕後、約5カ月間勾留され、公判中。演説で長期勾留の不当性も主張。

 人権理では非政府組織(NGO)が意見表明でき、山城氏は沖縄国際人権法研究会の代表として演説。(共同)