Thursday, June 15, 2017 1:12 PM

「神経上の損傷」と病院 北朝鮮解放の米大学生

 北朝鮮から解放された米国人大学生オットー・ワームビア氏の治療を行っている病院の担当者は15日、オハイオ州ワイオミングで記者会見し、ワームビア氏の容体について「安定しているが、深刻な神経上の損傷を負っている」と述べた。

 同席した父親フレッド氏は、ワームビア氏が昨年、北朝鮮で記者会見した際に着ていたジャケットを着て臨み「息子は残忍な扱いを受け、恐怖に支配された」と訴えた。

 さらに、1年以上もワームビア氏が昏睡状態に陥っていたことについて「北朝鮮は長い間、医療の提供を拒否した」と非難し、涙をこらえながら北朝鮮への憤りをあらわにした。フレッド氏はトランプ大統領から体調を気遣う電話を受けたことも明らかにした。(共同)