Thursday, June 15, 2017 6:15 PM

ハンセン病の報告者設置へ 差別撤廃向け国連人権理

 日本政府などは15日、ハンセン病の差別撤廃に関する国連特別報告者の設置を求める決議案を国連人権理事会に提出した。22日にも採択される見通し。

 ハンセン病は薬の開発で治療法が確立されているが、後遺障害を負ったハンセン病回復者への偏見も根強く、人権問題の一つとされている。

 国連外交筋によると、決議案はハンセン病回復者への差別撤廃に向け、各国状況の調査・監視を行う特別報告者の設置を要請。日本やブラジル、エチオピアなどが主導して作成、これまでに反対の声はないという。(共同)