Friday, June 16, 2017 10:44 AM

日本人犠牲テロ、関与は24人 犯行グループ「全容解明」

 日本人7人を含む22人が犠牲となった昨年の「バングラデシュ飲食店襲撃テロ」で、犯行グループの全容が判明、計24人が関与していたことが分かった。首都ダッカの警察でテロ捜査の責任者を務めるモニルル・イスラム氏が16日までに、共同通信のインタビューに応じた。テロは約2カ月かけて計画され、標的の飲食店は「(事件の)3、4日前」に決まったという。

 7月1日午後9時(日本時間2日午前0時)前後の発生から間もなく1年。周到に計画を立てていた実態が判明した。イスラム氏は一方で、犯行グループは外国人を狙ったが「客の国籍までは知らなかった」とし、日本人が多数巻き込まれたのは偶然だったとの見方を示した。

 同氏によると、首謀者は過激派組織「イスラム国」(IS)に共鳴する地元過激派ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)の分派「新JMB」最高幹部、タミム・チョードリー容疑者。テロ後の昨年8月、ダッカ近郊での鎮圧作戦中に射殺された。(共同)