Monday, June 19, 2017 10:32 AM

米兵7人全員の死亡確認 19〜37歳、イージス艦事故

 静岡県・伊豆半島沖で米イージス駆逐艦フィッツジェラルドとコンテナ船が衝突した事故で、米海軍は19日、不明だった乗組員7人全員を発見し、死亡を確認したと発表した。ハビエー・アレック・マーティン1等兵曹(24)ら19〜37歳で、いずれもイージス艦内の浸水した居室部分で18日午前に見つかっていた。

 米海軍制服組トップのジョン・リチャードソン作戦部長が20日に横須賀基地(神奈川県横須賀市)を訪問し、乗組員らに面会することも公表。ショーン・スタックリー米海軍長官代行は米東部時間18日、「仲間を失い、深く悲しんでいる」との声明を出した。

 第3管区海上保安本部(横浜)は業務上過失往来危険容疑を視野に捜査を続け、コンテナ船の乗組員らから事情聴取。業務上過失致死傷容疑での立件も検討するが、米海軍側の負傷者3人の事情聴取や遺体の確認はめどが立っておらず、捜査は難航が予想される。(共同)