Monday, June 19, 2017 10:36 AM

トランプ政権、人事停滞 FBI長官解任で辞退続出

 ロシアによる米大統領選干渉を巡る疑惑「ロシアゲート」に揺れる中、トランプ政権は過去の政権と比べて高官人事が大幅に遅れている。トランプ氏が疑惑を捜査していた連邦捜査局(FBI)のコミー長官を解任したことで不信感が一段と高まり、政権入りの要請を辞退する人が続出しているためで、政権運営は足踏みが続きそうだ。

 ワシントン・ポスト紙によると、1月に発足したトランプ政権では上院で人事承認された高官が6月中旬まででわずか43人。第1期のオバマ前政権で同時期に承認された151人やブッシュ(子)元政権の130人と比べ、3分の1程度にとどまる。

 長官人事も遅れ、閣僚全員が出席する閣議を初めて開いたのも政権発足から約5カ月後だった。(共同)