Monday, June 19, 2017 5:43 PM

治安車両への自爆計画か シャンゼリゼのテロ未遂

 パリ中心部の繁華街シャンゼリゼ通りで治安部隊のワゴン車に乗用車が突っ込み、運転していた男が死亡した事件で、容疑者はガスボンベを積んだ車に自ら火を付け、ワゴン車に正面衝突して自爆を図ったとみられることが分かった。国営テレビ、フランス2などが19日報じた。捜査当局はテロ未遂とみて捜査している。

 男は31歳のチュニジア系フランス人で、トルコとフランスを繰り返し行き来し、イスラム過激派に共鳴している疑いがあるとして、治安当局の監視下にあったという。

 報道によると、男の乗用車は片側5車線のシャンゼリゼ通りを横切るように走り、対向車線を走行中の治安部隊のワゴン車にほぼ正面から衝突した。衝突前、既に乗用車内から火が出ていたという。当局は、衝突の衝撃でガスボンベに着火させ、車自体を爆発させる計画だったとみている。(共同)