Monday, June 19, 2017 5:44 PM
選挙区割りの合憲性審理へ 米最高裁、違憲なら影響大
米連邦最高裁は19日、ウィスコンシン州で、共和党に有利な選挙区割りをしたのは違憲とする下級審の決定に対する上訴を受理したと発表した。一方の党に有利な「ゲリマンダー(恣意的な選挙区改変)」が全米各地で指摘されており、最高裁が違憲判断を下せば、今後の議会選などに大きな影響を及ぼす可能性がある。
最高裁はこれまで政治的理由に基づくゲリマンダーを巡り違憲判断を出したことはない。審理は夏の休廷期間後の10月に行われる見通し。
米国では選挙区割りに州議会与党が強い影響力を持っている。自らの党に有利になるよう選挙区の境界線を意図的に引く例が多いため問題視されてきたが、恣意性の立証は困難とされてきた。(共同)
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