Tuesday, June 20, 2017 11:38 AM

北朝鮮で昏睡の米学生死亡 トランプ氏、残忍と非難

 北朝鮮に拘束されている間に昏睡状態に陥り、13日に解放された米国人大学生オットー・ワームビア氏(22)が19日午後、治療を受けていたオハイオ州シンシナティの病院で死亡した。ワームビア氏の家族が声明で明らかにした。

 トランプ大統領は声明で弔意を表するとともに「米国は北朝鮮の残忍さを改めて非難する」と強調。ティラーソン国務長官も「米国は北朝鮮にワームビア氏を不当拘束した責任を負わせる」と言明した上で「不法に拘束されている他の米国人3人の解放を要求する」と訴えた。

 家族は声明で「オットーは午後2時20分に死亡した。残念ながら、息子に対する北朝鮮のひどい扱いが、今日の悲しい結末をもたらした。息子は帰国後、話すことも見ることも言葉に反応することもなかった」などと訴えた。(共同)