Tuesday, June 20, 2017 5:43 PM
米国人学生の死因究明へ 北朝鮮拘束、検視事務所
オハイオ州シンシナティの検視事務所が20日、北朝鮮で拘束されている間に昏睡状態に陥り、13日に解放されたものの19日に病院で死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏(22)の死因調査を始めたことを明らかにした。AP通信が報じた。
ワームビア氏は解放後にシンシナティの病院に入院。検査の結果、脳組織が広範囲にわたって壊死していることが判明した。ワームビア氏の家族は声明で「北朝鮮のひどい扱いが、悲しい結末をもたらした」と指摘していたが、死因は明らかにしていなかった。
死因を巡っては、北朝鮮で拘束中に何度も暴行を受けていたとの報道もがあるが、病院側は「脳検査では外傷は見当たらなかった」と説明。何らかの原因で心肺停止となり、脳に血流が届かなくなったために脳の損傷が起きた可能性を示唆していた。(共同)
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