Tuesday, June 20, 2017 5:45 PM

中国軍の近代化懸念 次期米国防副長官

 トランプ大統領が次期国防副長官に指名した航空宇宙大手ボーイング元幹部パトリック・シャナハン氏は20日、上院軍事委員会の公聴会で、中国軍が「大幅な近代化を進めており、米軍の自由な行動を脅かしている」と懸念を表明した。アジア太平洋地域の「安全保障構造の維持」が必要だとし、同盟国との協力を重視する考えを示した。

 核・ミサイル開発を加速させている北朝鮮については「能力を進化させている」と危機感を強調、米側は弾道ミサイル防衛能力に万全を期すべきだと指摘した。

 ボーイング社で製造や供給を監督する上級副社長を務めたシャナハン氏は、利益相反を回避するため、副長官就任後は同社の案件に原則として一切関わらないと説明した。(共同)