Wednesday, June 21, 2017 10:53 AM

米、サウジ対応に「疑問」 カタール断交、長期化か

 米国務省のナウアート報道官は20日の記者会見で、サウジアラビアなどアラブ諸国がカタールと断交した理由の詳細を公に説明しておらず「時がたつほどサウジが取った行動への疑問がわき上がってくる」と語った。

 サウジやエジプトなどのアラブ諸国は6月5日にカタールとの断交を一斉に発表。2週間たっても解決の道筋は見えず、仲裁役を買って出た米側がいら立ちを強めているようだ。

 ティラーソン国務長官は連日、関係国の外相らに電話し解決策を模索している。ナウアート氏は断交の理由に関して「現時点で残された唯一の疑問は、カタールがテロを支援していることへの懸念なのか、アラブ諸国の間で長期にわたって蓄積した不満なのかだ」と指摘した。(共同)