Wednesday, June 21, 2017 10:55 AM

発注実態ない業者名記載 森友、国への補助金申請書

 大阪地検特捜部に補助金適正化法違反などの疑いで家宅捜索された学校法人「森友学園」が2015年、開校予定の小学校で校舎の木質化を進めるため国に補助金申請した書類に、発注していない業者の名前が記されていたことが21日、関係者への取材で分かった。

 特捜部は学園の籠池泰典前理事長(64)から事情聴取し、申請段階からの経緯を調べるとみられる。学園は補助金約5600万円を受給し、今年3月に返還している。

 また小学校用地の旧国有地が約8億円も値引きされた問題で、財務省近畿財務局職員を任意聴取したことも判明した。(共同)