Wednesday, June 21, 2017 1:10 PM

ロシア、高官協議を中断 米の制裁強化に反発

 ロシアのリャプコフ外務次官は21日、米国の対ロシア制裁強化に反発し、両国関係に関する協議を続ける状況ではなくなったと発表した。これにより、23日にサンクトペテルブルクで予定されていたシャノン米国務次官との会談がキャンセルされる見通しとなった。

 これを受け、米国務省のナウアート報道官は21日、声明で「米ロ関係を取り巻く障害を協議する機会にロシアが背を向けたのは遺憾だ」と批判。ロシアがウクライナ情勢を巡って停戦を定めたミンスク合意を完全履行しない限り、対ロシア制裁の解除はないと強調した。

 リャプコフ外務次官は制裁強化について「両国関係を損なおうとするオバマ前政権の流れを引き継いでいる」と非難した。(共同)