Wednesday, June 21, 2017 5:52 PM

NY株続落、57ドル安 原油先物の下落を嫌気

 21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は原油先物相場の下落を嫌気して続落し、前日比57.11ドル安の2万1410.03ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は45.92ポイント高の6233.95と反発した。

 原油先物は終値で約10カ月ぶりの安値をつけ、収益悪化懸念からシェブロンなど石油関連銘柄が急落し、相場を押し下げた。「原油先物がさらに値下がりした場合、投資家のリスク回避姿勢が強まり、石油株以外にも売りが波及しかねない」(米アナリスト)と警戒する声が上がった。

 一方、アップルやグーグルの持ち株会社アルファベット、アマゾン・コムなどIT株は総じて買われた。朝方発表された5月の米国の中古住宅販売戸数が好調だったことも投資家心理を支えた。(共同)