Wednesday, June 21, 2017 5:52 PM
仏大統領が内閣改造 法相に女性法律家
フランス国民議会(下院)総選挙に大勝したマクロン大統領は21日、大統領派新党「共和国前進(REM)」と選挙連合を組んだ中道政党「民主運動」のバイル法相が党の秘書給与を巡る疑惑が報じられ、辞任したことを受け、後任に女性で著名法律家のベルベ氏を任命するなど、5月に発足したフィリップ内閣の改造を行った。
民主運動のグラール国防相、ドサルネズ欧州問題担当相のほか、不明朗な不動産取引が報じられたフェラン国土相も辞任。国防相にフランス国鉄、エールフランスの重役を歴任したパルリ元予算担当相、欧州問題担当相にエリート養成校、国立行政学院(ENA)のロワゾー学院長という2女性、国土相にはメザール農相を任命した。
ベルベ、パルリ、メザールの3氏は左派、社会党系の国会、地方議会の議員や閣僚を務めた経験があるが、民主運動や右派からも担当相らを新たに起用して「超党派」のバランス維持を図った。担当相らを含む閣僚数は23人から30人に増えた。男女同数で政界以外からの任命が17人に上った。(共同)
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