Thursday, June 22, 2017 10:57 AM

「太陽光パネルの壁」提案 トランプ氏、メキシコ国境

 トランプ大統領は21日、アイオワ州で開いた支持者集会で、不法移民対策のためメキシコ国境に建設する方針の壁について「ソーラーウオールにすることを考えている」と明かし、太陽光パネルを利用した壁とするアイデアを提案した。この構想を公の場で披露したのは初めてとみられる。

 トランプ氏は、ソーラーウオールは「エネルギーを生み出し、建設費も賄える」と述べ、最大の課題である巨額費用の問題を克服できると主張。メキシコ政府に壁の建設費を負担させる考えを示しているが、ソーラーウオールにすることで「メキシコの支払額はずっと少なくなる」と述べた。

 トランプ氏は麻薬や犯罪の流入を防ぐために壁は必要だと重ねて強調し、壁へのこだわりを改めて表明。「(ソーラーウオールは)すごく良い考えだろう。私のアイデアだ」と誇示すると、会場の約6000人の支持者は歓声で応えた。(共同)