Thursday, June 22, 2017 1:50 PM

さらなる利上げ「必要性感じない」 セントルイス連銀総裁

 セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は22日付のウォールストリート・ジャーナル(電子版)のインタビューで、連邦準備制度理事会(FRB)によるさらなる利上げの必要性を感じないとの考えを示した。一方で、FRBの資産規模の縮小開始を「早急に」始めるべきだとの立場を表明した。

 ブラード総裁は6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げは「大した問題ではない」とした上で、FOMC参加者の多くが予想した長期的な政策金利が3%だったことに関し「不必要に積極的すぎる」と指摘。物価上昇のペースが鈍化している現状では「不適切に思える」と述べた。(共同)