Friday, June 23, 2017 10:46 AM

全柔連新会長に山下氏 東京五輪へ「全身全霊」

 全日本柔道連盟(全柔連)は23日、東京都内で評議員会と臨時理事会を開き、1984年ロサンゼルス五輪無差別級金メダリストの山下泰裕副会長(60)が新会長に就任した。新たな役員も改選され、2020年東京五輪に向けた新体制を率いることになった。

 山下会長は記者会見で「礼節を重んじ、品格のある柔道界をつくっていく。全身全霊を傾けたい」と所信表明した。東京五輪ではリオデジャネイロ五輪の金メダル3個の倍増を目標に掲げ「金メダル獲得への期待は大きいものがあると思う。柔道界を挙げて取り組んでいく」と決意を語った。

 宗岡正二会長(71)=新日鉄住金会長=は就任時70歳未満の定年制によって退任。山下会長は評議員会で選任された新理事による臨時理事会の互選で決まった。副会長は2人増の3人となり、元大阪府警本部長の近石康宏氏(68)、弁護士の梶木寿氏(68)、兵庫県連盟会長の藤木崇博氏(66)が就任した。(共同)