Friday, July 22, 2016 10:35 AM

トランプ氏、米の再生訴え 政権奪還目指し本格始動

 共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏(70)は21日、オハイオ州クリーブランドで最終日を迎えた党大会で指名受諾演説を行い「米国を再び偉大にする」と宣言、8年ぶりとなる政権奪還を目指して本格始動した。11月8日の本選をにらみ、対立候補となる民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)を激しく攻撃。「相手との最も重要な違いは、われわれは米国のことを第一に考えることだ」と強調した。

 トランプ氏は受諾演説で、クリントン氏が国務長官在任中、公務に私用メールを使ったほか、中東民主化運動「アラブの春」に続いて中東の多くの国々が深刻な混乱に陥るなど「世界がより不安定になった」と指摘、国民に危機感を訴えた。

 長官としての仕事ぶりに極めて問題が多かったと批判し「死、破壊、テロ、そして弱さ。これがクリントン氏の業績だ」とこき下ろした。(共同)