Friday, June 23, 2017 10:53 AM

米大学生への拷問否定 北朝鮮「誠意もって治療」

 北朝鮮外務省は23日、報道官談話を発表し、北朝鮮で拘束中に昏睡状態に陥り解放後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏について「健康状態が悪化したことを考慮し、米国に戻るまで誠意をもって治療した」と主張、殴打や拷問を受けたとの見方は「事実無根だ」と否定した。朝鮮中央通信が伝えた。

 ワームビア氏の死亡後、北朝鮮が反応を示したのは初めて。

 談話は、ワームビア氏解放のため訪朝した米高官に同行した医師らが、北朝鮮の医師らと容体について意見交換した際、心臓がほぼ止まっていたワームビア氏を北朝鮮側が蘇生させ治療したことを、米側が認めたと指摘。同氏が昏睡状態に陥った経緯については触れていない。(共同)