Friday, June 23, 2017 1:13 PM

釜山少女像、市管理へ一歩 条例案が委員会通過

 韓国南部釜山の日本総領事館前に設置された従軍慰安婦問題を象徴する少女像について、釜山市が保護、管理できるようにすることを目的とした条例案を23日、市議会の委員会が可決した。30日の本会議で可決、成立する可能性がある。

 像は昨年末設置され、日本政府は撤去を求めているが、このまま市が管理できるようになれば、撤去は難しくなるとみられる。

 少女像は行政の許可なく設置され、本来「不法設置物」に当たる。これに対し、現政権与党の「共に民主党」所属の市議が2月、市が「被害者に関する造形物や銅像など記念物の設置、支援および管理事業」を行えるとする内容を盛り込んだ条例案を提出した。(共同)